会社紹介
TAKAIDOクールフロー様は今年で創業100周年のフードビジネスを支える食品の総合物流企業様になります。
1都3県に6つの物流センターを運営されており食の3温度帯に拘り倉庫保管、管理、配送までの一貫した食品の3PL事業を行われており人財の育成に力を入れておられる会社様になります。
2019年に働き方改革に取り組むために「働き方推進委員会発足」。
働き方改革に対してもいち早くお取組みを行われており労働時間の短縮に成功。
人財の育成の為にTAKAIDO大学運営。
2019年日経社歌コンテスト情熱賞受賞等様々なお取組みを行われている会社様です。
2023年、2024年に向けての取組み
働き方改革を行う為に2019年に働き方改革プロジェクトチームを立ち上げて5か年計画を作成いたしました。
働き方改革達成に向けて大きく4つの課題((1)労働生産性の向上 (2)運送事業者の経営改善 (3)多様な人材の確保・育成、(4)適正取引の推進)に対して取り組みを行いました。
労働生産性の向上についてですが、管理本部と事業本部それぞれに役割分担を明確化してそれぞれの部で取り組んでおり管理本部については勤怠ドライバーのシステム導入、IT点呼の導入、Gマークの取得、キントーンの情報システムの活用等主にシステム関係の導入、運用に取り組みました。
事業本部については現場の業務分担の明確化、作業職のフロー改善、各拠点の強みを生かした業務へのシフトチェンジ、荷主様との交渉、適正料金の収受、5S活動等現場等取り組んでおります。
労働力の確保・人材の育成についてですが、主に管理本部が行っていますが、2020年度から新卒の採用に対して非常に力を入れて活動しております。
社員がスキルアップを行う為に我々の会社では教育制度に対しても自社で取り組んでおり、人材育成について5階層の研修を用意しております。
新入社員の若手社員から幹部の方まで全員がずっと研修を受けられるシステムを作っております。
教育のシステム(TAKAIDO大学)の概要ですが、社会人になって1年目の方、既存の社員も公募制で私も受けたいという社員がいたので募集を募った所、資料は7期生になっておりますが、8期生が20名弱TAKAIDO大学で受講しております。
学部も新設しまして、総合学部、輸送学部、倉庫学部とわかれて受講しております。TAKAIDO大学1年間を通して社会人の基礎知識、物流の基礎知識等学びます。
TAKAIDO大学を卒業したらスキルアップ研修会に進みスキルアップ研修会の次に階層別研修会で副所長になるための研修会、営業マン訓練道場と営業部については別で設けています。
人材育成の部分はこのような形で力を入れております。
職場環境の改善についてですが、福利厚生にも力を入れており無料でおにぎり弁当の配布を週5回行っております。
より社員同士が多くのコミュニケーションを交わす事ができるよう社員証を2人で自販機にかざす事で飲み物が無料になる(社長がおごってくれる)という制度を全営業所へ導入致しました。
勤怠ドライバー導入の目的とメリット
勤怠ドライバーの導入の目的は大きく4つあります。
1つ目は、時間外労働の状況把握による長時間労働の是正
2つ目は、未払い残業代のリスク回避
3つ目は、有給休暇の使用日数、残日数の把握
4つ目は、業務の効率化です。
勤怠ドライバー導入後ですが、時間外労働をリアルタイムで把握する事が可能になりました。今まではタイムカードとエクセルで管理していましたが勤怠ドライバーを導入した後は今現時点でのどれくらい時間外労働があるのか正確に把握できます。
また営業所とのやり取りの工数も削減ができました。
有給休暇の使用日数、残日数の状況の把握改善ですが、勤怠ドライバー導入前までは営業所ごとに管理しておりましたが、勤怠ドライバーで一括して管理を行う事によって本部と営業所の両方で常に使用日数を把握できますので誤差もなくなりました。
なるべく手入力等の工数の削減を行いたいと思っておりましたので就業管理表についての手作業の軽減ができた事も大きいですね。
勤怠の管理から給与計算まで勤怠ドライバーで一気通貫する事で生産性の向上に繋がった事が導入後の大きなメリットになります。
勤怠ドライバーの導入でご苦労された点
新しいシステムを導入する事に対して従業員、管理者が最初受けなかったんですね。
従業員の中には今までのやり方で良いのではないかというもおり新しく変化していく事に対してやり方や操作方法含め理解して頂く事に対して時間がかかりました。
社内に浸透するまでが大変でしたね。
勤怠ドライバー導入のハードルをどうやって乗り越えたのか?
弊社は6営業所ありますが、導入して最初の2か月、3か月くらいは質問が多く足を使って営業所へ出向いて説明を行っておりました。
社員とのコミュニケーションが必要になりますので何故勤怠ドライバーの導入が必要なのか、目的を明確に伝えて何度も何度も従業員と話を行う事によって社内に浸透していきました。
すぐに何とかかるものではない為、地道な取り組みが大切だと思います。